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[ボイトレ][メンタル]「モチベーション」について学びたいなら。

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なんか3年も前の記事が突然Twitterで出回りまくっててびっくり。


モチベーションを下げる罠、「アンダーマイニング効果」にご注意。 - 烏は歌う


なんだかPixivやニコニコなどの創作クラスタにとって「アンダーマイニング効果」の話というのはすごく「刺さる」話だったみたいで、かつてない感じに拡散されております。


アンダーマイニング効果とは、要するに

「外発的モチベーション(飴と鞭)に頼って行動すると、内発的モチベーションがいつのまにか減退してしまうことがある」

という話でした。

単なる「あるある」な現象なんですが、こうやって「名前」を与えられると、


・名前を与えられることによって、今までモヤモヤと感じていたものをハッキリと認識できる


・名前を与えられることによって、「自分だけの悩み」が「一般化」されて他人と共有できたり、学問的な解決法を探ったり、「自分だけじゃなかったんだ」と安心したりできる


…などといういいことがありますね。


なので、「モチベーション」というものについて考えるとき、「精神論」として気合や根性でなんとかしようとするのではなく、ちょっとでいいから「心理学」というものを勉強してみるのもいいんじゃないかなと思います。



過去記事の元ネタは


過去に「アンダーマイニング効果」のような心理効果について何度か書いてきましたが、元ネタはいずれも「教育心理学」のテキストです。


「教育心理学」ってのは、勉強してみると非常に面白いですよー。

他人に「なにかを教える」時には必修と言える学問ですし、それだけじゃなく、自分自身に対して「自己教育」を行うために教育に関する心理学ってのは本当に役立ちます。

知らなくてもすごいやつはいるが、最後は知ってるやつのほうが強い、という類の知識。


本当に概論レベルだと、こういうページを流し読みするだけでもけっこうな発見があったりします。


教育心理学


例えば、「アンダーマイニング効果」はじめ「モチベーション」関連の知識はこの辺。


動機付けの基礎:教育心理学


生徒の認識と動機づけの関係:教育心理学


名前を知ったら、あとはさらにググればそれなりに詳しく知ることができるかと。


その他、「モチベーションの管理」だけでなく、「効率のよいレベルアップの方法」についても、ヒントになることが「教育心理学」にはあると思いますので、興味があったら本でも1冊買ってみるといいと思うなー。



過去に書いた「教育心理学」関連の記事の紹介


順調に成長してたのに、急に「伸び悩み」が!でも焦る必要はありません…「プラトー現象」 - 烏は歌う


記憶の定着は、学習より少し後に起こる…「レミニセンス現象」 - 烏は歌う


記憶力にも「中だるみ」がある!?…「初頭効果と終末効果」 - 烏は歌う


「飴と鞭」による学習や「スパルタ式教育法」が、よく効くとき・効かないとき…「ヤーキーズ・ドットソンの法則」 - 烏は歌う


「経験」を活かして効率良く学習するために…「学習の転移」 - 烏は歌う


モチベーションを下げる罠、「アンダーマイニング効果」にご注意。 - 烏は歌う


自ら可能性を閉ざしてしまう心理の動き…セルフハンディキャッピング。 - 烏は歌う


モチベーションと「成功率」について。あるいは適度な「チャレンジ」の重要性について。 - 烏は歌う


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